私たち夫婦(INFP × ISTJ)の相性は?
前回は、MBTIについて、軽くお話ししました。ここからは、私たち夫婦のケースをご紹介します。
私が INFP、夫が ISTJ なのですが、この組み合わせはMBTI相性表では「良い相性」とされています。
そして実際に暮らしてみても、確かに相性は良いと感じています。その理由をまとめると、次のようなポイントがあります。
相性の良さを感じるポイント
1.性格は違うけど感性が似ている
私は、わりと反射的に物ごとを決めてしまうタイプです。一方で夫は熟考型。
たとえば、以前ボードゲームカフェに行ったときのこと。
「カードを見てすぐに反応する」ようなゲームでは私が勝つことが多く、逆に「じっくり考えて解く」タイプのゲームでは夫が勝つことが多かったです。
このように、性格の傾向は正反対に見えます。でも不思議なことに、部屋のテイストや好きな家具・アートの選び方など、感性の部分では一致することが多いんです。
違いと共通点がちょうどよく混ざり合っているのが、心地よさにつながっているのだと思います。
2.お互い思いやりをもって相手に接する
一緒に生活していると、心理的な距離が近すぎて、つい相手に対して礼儀を欠いてしまうことがあると思います。
みなさんも、ご両親や兄弟姉妹に対して、ついキツイ言い方をしてしまった経験はありませんか?
私は、夫は「家族ではあるけれど元は他人」であることを意識して、声のかけ方がきつくなっていないか、礼儀を忘れていないかを気をつけています。
一方で夫は性格が穏やかで、私の考え方を尊重してくれるため、自然とお互いに思いやりを持って接することができていると感じます。
3.自分にない相手の特徴をリスペクトしている
夫はものごとを深く考えるタイプで、選択肢をすべて吟味したうえで決めたいそうです。私は感覚で選ぶことが多く、決断は早い方。
そのため、夫自身は「自分は優柔不断だ」と思っているようですが、私はそう感じたことはありません。
ただ「決めるまでに時間をかける人」という認識です。
そんな夫がときどき私にアドバイスを求めてくれるのは、私の考えを尊重してくれている証拠だと思います。
一方で私も、夫の「しっかり吟味して無駄なものを買わない姿勢」を尊敬しています。
私はセールの文字を見ると衝動買いしてしまうことがありますが、夫の冷静な判断を見ていると、自分の姿勢も見直さなければと思わされます。
4.スキンシップをとる
私たちは日々のスキンシップを大事にしています。
買い物へ行くときには手をつないだり、肩が凝っていると言えば肩をもんであげたり。ほんの短い時間でも、相手に触れることで自然と温かい気持ちになれる気がします。
ベビーマッサージをご存知でしょうか?赤ちゃんは愛情をもって触れられると安心感を得るそうですが、それは大人も同じだと思います。
スキンシップは言葉以上に「大切にしている」という気持ちを伝えてくれるものだと感じます。
5.ルールに縛られない
ISTJ は一般的に「ルールを重んじる」と言われますが、夫と暮らしてみると必ずしもそうではないと感じました。
結婚してすぐ、一緒に住み始めた頃に「家事分担のルールを決めよう」と私が提案したのですが、夫は「ルールにすると義務になってしんどいから、気づいた方がやればいい」と言ったのです。
人によっては分担を明確に決めた方が揉めない場合もあると思います。ですが、私たちの場合は「思いやりをもって、相手ばかりに負担が偏らないように気を配る」というスタンスが自然でした。
その結果、無理にルールを作らなくても問題なく生活できています。
MBTIの相性とリアルの夫婦関係
一般的に言われる「MBTIの相性」は、あくまでタイプ同士の傾向を示した目安にすぎません。実際の夫婦関係はその通りにはいかない部分もありますし、逆に「相性が良い」とされる理由を実感できることもあります。
私たち夫婦(INFP × ISTJ)の場合、性格の違いはあっても、
- 感性が似ている
- 思いやりを持って接する
- 相手の特徴をリスペクトする
- 日々のスキンシップを大切にする
- ルールに縛られず柔軟に支え合う
といった積み重ねが、実際の「相性の良さ」につながっていると感じます。
つまり、MBTIは「相性を決めつけるもの」ではなく、夫婦がお互いを理解するためのヒントや会話のきっかけになるツール。
診断結果をきっかけに、自分と相手の違いをどう活かすかを考えていくことが、より良い関係づくりにつながるのではないでしょうか。


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