赤ちゃんはまだ言葉を話せませんが、実は「気持ちを伝える方法」があるのをご存じですか?
それが ベビーサイン です。
泣き止まなかったり、かんしゃくが強かったりすると、「赤ちゃんが何を伝えたいのか分からない」と悩むことはありませんか?
私もその一人でした。
そんなときにベビーサインを知り、わが家でも少しずつ取り入れています。まだ赤ちゃんがサインを返すことはできていませんが、日常の中でサインを見せることで、少しずつ赤ちゃんの表情や反応が変わってきたように感じています。
この記事では、ベビーサインを始めたきっかけや実践中の体験談に加えて、始め方のコツや注意点もまとめました。これからベビーサインを試してみたい方の参考になれば嬉しいです。
ベビーサイン
ベビーサインの定義
ベビーサインとは、まだ言葉を話せない赤ちゃんと手の動きやジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる育児法です。
もともとは、耳の聞こえない両親のもとで育った赤ちゃんが、言葉を話す前から手話やジェスチャーで両親とコミュニケーションをとっていたことがきっかけで注目されるようになりました。
その後、研究が進み、現在では世界中で多くの家庭が育児に取り入れているコミュニケーションツールになっています。
研究によると、生後6か月ごろから教え始めると効果があるとされ、習得がスムーズになるのは1歳前後だと言われています。
ただし、成長や性格によっても個人差があるため、無理に覚えさせるのではなく、親子で楽しみながら続けることが大切です。
体験談
私の周りにベビーサインを取り入れている方がいて、「赤ちゃんと気持ちを伝え合えるのが楽しいよ」と教えてもらい、私もやってみたいと思いました。
ベビーサインは6か月ごろから始めると良いとされているのは知っていましたが、まずは自分自身がサインを覚えることが必要です。
そこで、赤ちゃんがすぐに覚えなくてもいいや、と気楽に考えて、生後5か月に入る前から始めてみました。
使っていたのは、
- もっと
- おっぱい(ミルク)
- 替える
- 大好き
- パパ
- ママ
- おいしい
- 痛い
など、日常でよく出てくる言葉です。
最初は全く反応がありませんでしたが、生後5か月半ばごろからは私の手の動きをじっと見るようになりました。まだサインを返してくれることはありませんが、「おっぱい(ミルク)」のサインには一番反応があり、大泣きしていても比較的すぐに泣き止むことが多いです。
ベビーサインの始め方とコツ
ベビーサインは特別な準備がなくても、日常の中で少しずつ取り入れられます。私が実際にやってみて感じたコツを紹介します。
よく使う言葉から始める
「もっと」「おっぱい(ミルク)」「バイバイ」「ねんね」など、赤ちゃんと日常でよく使う言葉から始めると頻繁に使うことになるので覚えやすいです。
言葉と一緒にサインを見せる
サインだけを見せるのではなく、必ず言葉も添えるのがポイント。「おっぱいだよ」と声をかけながらサインを見せると、赤ちゃんの中で結びつきやすくなります。
赤ちゃんが興味を持つタイミングを狙う
お腹がすいているときや遊んでいるときなど、赤ちゃんがこちらに注目しているときにサインをすると反応が返ってきやすいです。
すぐに返ってこなくても焦らない
始めたばかりの頃は反応がなくて当然。返してくれるようになるまで数か月かかることもあります。まずは「見せ続けること」を意識しましょう。
家族で一緒に使う
ママだけでなく、パパや兄弟姉妹も一緒にサインをすると、赤ちゃんがより自然に覚えてくれます。
おすすめのベビーサイン
実際に取り入れてみて「使いやすい」「反応がよかった」と感じたベビーサインを紹介します。どれも日常生活でよく使うものばかりなので、最初に覚えるサインとしておすすめです。
おっぱい(ミルク)
手で胸のあたりを軽く握るような動き。授乳やミルクのタイミングで繰り返し見せると反応が出やすいです。
もっと
片方の手をもう片方の手の上に軽くトントンと重ねる仕草。「もっと食べたい」「もっと遊びたい」など幅広く使えます。
おいしい
片手をほっぺに軽くあてる仕草。食事のときに使うと、赤ちゃんが食べ物への関心を示してくれることもあります。
熱い
手をパッと開いて息を吹きかけるようにする仕草。スープやお風呂など「熱いもの」に触れる場面で使える便利なサインです。危険を伝えるときにも役立ちます。
痛い
両手の人差し指を伸ばし、一直線になるように軽くくっける仕草を繰り返します。表情も作りながら痛みに共感すると、赤ちゃんは気持ちを分かってくれたと泣き止むのが少し早くなる気がしました。
まとめ
ベビーサインは、赤ちゃんが言葉を話す前から気持ちを伝えられるようになるコミュニケーション方法です。
わが家でもまだサインを返してくれる段階ではありませんが、日常で見せ続けることで赤ちゃんが反応してくれる場面が増え、育児がさらに楽しく感じられるようになりました。
サインを覚えるには時間がかかることもありますが、**「育児を助けてくれるツールのひとつ」**として、気楽に取り入れてみるのがおすすめです。無理に完璧を目指さなくても、赤ちゃんと向き合う中で自然にコミュニケーションが増えていくはずです。


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